こんにちは。AZABU AMOUR CLINICの荻島信也です。
眉下切開について。
眉下切開は上瞼のたるみでお困りの方に適した治療です。
人間誰しも皮膚が伸びて来てしまいます。
上瞼は最もそれが外見の印象に影響を与えるものの一つであり、さらに治療方法が限られています。
現状、上瞼のたるみをとる方法は手術のみが有効と考えられます。
その他の治療法もあるかもしれませんが、つまめるほどのたるみがある場合で改善を希望される場合は手術を行うしかありません。
手術方法としてはいくつかの方法がありますが、眉毛下皮膚切除術、SNSでは眉下切開の呼び名の方が有名かもしれません、が最もダイレクトに弛みをとることができます。
この眉下切開にはメリットとデメリットがありますが、メリットの方が上回ると考えており、
メリットを最大化し、デメリットを最小化する方法を行うことが理想です。
私の考えるメリットは
①瞼の弛みが取れる
瞼が軽くなる
瞼が開けやすくなる
眼瞼下垂という病気がありますが、これには真性と偽性があり、真性というのは実際に目を開く程度が少なくなっている状態のこと、偽性とは皮膚がかぶさってしまって目の開きが小さく見えるもの、と考えていただいて問題ありません。
皮膚を取り除くと真性、偽性共に改善することが多いです。
このため、眉下切開直後から目が開けやすくなったとご実感いただけることも多いです。
特に偽性のような状態の場合、皮膚が余っていることが原因のため、原因に直接アプローチできることで治療効果が高いと考えられます。
治療例です。
ほぼノーメイクの写真比較になります。
・瞼が弛んできて、下に被さってきてしまった。
・昔あった二重が小さくなってきてしまった。
とのことでご相談いただきました。
眉下切開のよい適応でしたので、手術を行いました。

きつい目にしたくない
というご要望がありましたので、
皮膚を切除する切除量を調整し、
眉毛の形も外側が高くなりすぎないようにバランスをとっています。
ほぼノーメイクですが、丁寧かつ必要十分な縫合を行うことで傷もほとんどわからないかと思います。
傷跡というのも眉下切開におけるポイントの一つですが、大体の方は時間が経てばほとんどわからなくなることが多いです。
ちなみに手術直後や抜糸直後の傷跡が綺麗!とよくSNSで見ますが、これは実はあまり当てになりません(形成外科では常識です)。
しっかりと縫合していれば手術直後や抜糸直後が綺麗なのは当たり前です。
その後にもしっかりと効果を発揮する内部の縫合をしているかどうかが、傷跡を左右する要因の一つになります(そうは言っても体質もかなり影響します)。
また、これも少し言いたいのですが、ライトやフラッシュをしっかり当てた傷跡は見えにくくなります。これもSNSでよく見ますが、ライトを思い切り当てれば白い傷跡は飛んでしまい認識しにくくなります。
逆に、影を意図的に作ることで、こんなに傷跡が目立っている、という投稿も見ることがありますので、心配しすぎないようにすることも大切です。
https://www.instagram.com/azabu_amour_clinic?igsh=YWYxem9jb3czbmF5&utm_source=qr
https://www.instagram.com/dr.shinya_ogishima?igsh=bmJkeDE5ZnJiNXdn&utm_source=qr
TikTok
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https://twitter.com/dr_ogishima?s=21&t=Bc9H-BjJctVrfS2lxTVkQA
YouTube
https://youtube.com/@dr-ogishima?si=ktyMdorHtT9-6_Pj
【Summary】
眉下切開術で差が出るポイント
①眉毛の形 左右差 傾斜 太さなどを考慮
②瞼 眼瞼の形 つり目の人はつり目が強調しないように
皮膚の余りは部位によっても、左右でも違うことが多い。
→適切な切除量と限界を見極める。
③傷跡
傷跡をきれいにするために、最大限努力する。
毛包斜切断、完璧な真皮縫合を適切に行う
料金表 https://azabuamour.com/price/
手術リスク
左右差、内出血、腫張などダウンタイム、疼痛、感覚障害、傷跡、瘢痕、しわやたるみはゼロにはならない。眉の形の変化。